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令和2年(2020年)1月26日こだいら市 議 会 だ よ り8この市議会だよりは、環境に配慮して古紙配合の再生紙と植物油由来のインキを使用しています。 意見書とは、地方公共団体の公共の利益に関することについて議会としての意思を意見としてまとめ、国会または関係行政庁に文書で提出するものです。(地方自治法第 条)99  文部科学省は東京電力福島原子力発電所の事故後、各地に避難した児童・生徒へのいじめや風評被害などから子どもを守るために放射線副読本を作成し、小・中学生、高校生に配布してきました。 初版は平成 年で、その後平23成 年と平成 年に改訂されま2630したが、改訂の基準が曖昧で、避難中の子どもたちの多くが帰っていないことや原子力緊急事態宣言が解除されていないこと放射線副読本の記述内容の見直しを求める意見書請願・陳情請願・陳情請願・陳情  月定例会では、継続審査となっていた1件の請願を採択し12ました。陳情は2件を受理し、全議員及び執行機関に陳情文書表を配付しました。採択された請願事項は次のとおりです。 12月定例会では3件の意見書を可決し、関係機関へ送付しました。 (要旨)など、指摘される課題があることが記述されていません。 また科学的に証明されていないことは安易に安全と断定せず、慎重な判断が望まれます。 滋賀県野洲市教育委員会が原発事故で今も4万人以上の避難者がいる中で副読本にはそうした人々の思いが抜け落ちているとして回収した事例も報告されていることから、こうした異なる立場の指摘を軽視せず受けとめることが必要です。 よって本市議会は、関係行政庁に対し、放射線副読本の記述内容は慎重に適切な見直しを行うことを強く求めます。 内閣総理大臣、文部科学大臣あて  臓器移植の普及によって薬剤や機械では困難であった臓器の機能回復が可能となり、多くの患者の命が救われています。一方、臓器移植ネットワークが構築されていない外国における移植は臓器売買等の懸念を生じさ臓器移植の環境整備を求める意見書せ、人権上ゆゆしき問題となっています。 平成 年7月の臓器の移植に22関する法律の改正により、本人の意思が不明な場合であっても家族の承諾により臓器の提供が可能となりました。同法の改正以後、脳死下での臓器提供者は年々増加しており、平成 年の28臓器提供者数は 人となってい64ますが、心停止後の提供も含めて移植希望数には届きません。 よって本議会は国会及び関係行政庁に対し臓器移植に関する十分な情報を提供し自由な意志を尊重できる臓器移植の環境整備を求め次の事項を要望します。1 臓器移植に対する理解を深めるため、国民が命の大切さを考える中で臓器移植に係る意思表示について具体的に考え、家族などと話し合う機会をふやすことができるようリスクを含めて臓器移植に係るさらなる啓発に努めること。2 より安全な臓器移植のためのマニュアルの整備、研修会の開催など個々の施設の事情に応じたきめ細かい支援を行うこと。3 臓器移植についての説明から臓器提供後のアフターケアまで、ドナーの家族に対してきめ細かな対応が可能となるよう移植コーディネーターの確保を支援すること。4 臓器摘出手術から移送までを担う臓器移植施設の担当医について負担軽減対策を講ずること。5 海外における臓器移植の実態や課題等を調査した上で、国民が臓器移植ネットワークの構築されていない国において臓器移植を受けることのないよう必要な対策を講ずること。 衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣あて  大学入学共通テストの英語民間試験は、今回実施が見送られましたが、大学入学共通テストについては、ほかにも課題があり、特に国語・数学の記述式問題出題については深刻な問題点を指摘することができます。  万人以上もの受験生が参加50する大学入学共通テストで、記述式問題を採点することの困難さははかり知れません。報道では採点スタッフの人数は1万人程度必要とされ、そこには学生アルバイトも採用されます。十分に信頼することのできない採令和2年度から導入される予定の大学入試制度改革について再検討することを求める意見書点者によって採点が行われれば、大学入試の根幹が揺らぐことになります。また、大学入学共通テストは受験生がとても多く、莫大な量の答案を短期間に採点することが強いられます。正確かつ公平な採点は困難であるため、採点を請け負う民間事業者には試験前から問題と正答例を知らされるとの報道がありました。採点をする事業者が試験の教材を販売する教育産業の関連会社で、試験実施前に問題や正答を知ることは問題の漏えいなどが危惧され、入学試験の信用信頼が大きく損なわれるおそれがあります。何より問題なのは、民間企業が集める採点者の質や採点の質を公的にチェックする仕組みが存在しないことです。 また、記述式問題は試験後の自己採点を正確に行うことが難しいという問題もあります。実際の得点と自己採点の不一致は、受験する大学の選択や合否の予測に甚大な悪影響を及ぼすことになり、深刻な問題です。 これら制度的問題点を十分に検討することなく、大学入学共通テストの実施をこのまま強行突破すれば、多くの受験生が公平・公正な入試を受けられなくなる可能性がきわめて高いと言えます。実施時期が1年余りに迫った今日でもいまだに公平・公正に行うための制度整備ができていない状況では、このまま進めることはできません。 よって本市議会は、関係行政庁に対し、大学入学共通テスト全体について令和2年度( 年2020度)からの実施を延期して、当面は現在の大学入試センター試験を継続することを求めます。スケジュールありきで進めてきた大学入学共通テストの実施をここで一旦立ちどまり、入試制度改革について再検討することを強く求めます。 内閣総理大臣、文部科学大臣あて  新年を迎え、気持ちも新たに、市議会の活動を積極的にお知らせし、議会への関心と親しみを深めていただけるよう、わかりやすい紙面づくりに広聴広報特別委員一同努めてまいります。 お気づきの点がございましたら議会事務局にお寄せください。〒 儿 小平市小川町二丁目18787011333番地 緯042(346)9566  042(346)9567FAXあとがあとがきき「市民と議会の意見交換会」を開催しました議会日誌10月23日~1月14日本会議、委員会、諸会議など議会日議会日誌誌精神障害者への小平市心身障害者福祉手当の支給を求めることについて 東京都が実施するまでの間の経過措置として精神障害者保健福祉手帳1級、2級所持者に対し市の制度としての小平市心身障害者福祉手当の支給を検討してください。請願者 小平市小川東町4丁目 小平市けやきの会会長 小嶋 四郎 外5人意見書意見書意見書 23日 総務委員会行政視察(千葉県千葉市、岡山県井原市、大阪府泉大津市 25日まで) 生活文教委員会行政視察(兵庫県小野市、京都府亀岡市、滋賀県東近江市 25日まで)24日 埼玉県所沢市議会議員視察来庁(コミュニティタクシーについて)29日 多摩六都科学館組合議会 東京たま広域資源循環組合議会30日 厚生委員会行政視察(北海道千歳市、札幌市、苫小牧市 11月1日まで) 環境建設委員会行政視察(愛知県名古屋市、豊田市、広島県福山市 11月1日まで) 東京都十一市競輪事業組合議会 4日 市民と議会の意見交換会5日 市民と議会の意見交換会6日 多摩六都科学館組合議会行政視察(群馬県富岡市)11日 公共施設マネジメント調査特別委員会(武蔵野市視察) 東京都四市競艇事業組合議会 市民と議会の意見交換会12日 総務委員会(港区視察)13日 生活文教委員会14日 厚生委員会15日 環境建設委員会(清瀬市視察) 三多摩上下水道及び道路建設促進協議会第3委員会10  月11  月18日 幹事長会議20日 小平・村山・大和衛生組合議会 昭和病院企業団議会行政視察(長野県長野市)21日 議会運営委員会22日 湖南衛生組合議会26日 12月定例会初日 議会運営委員会(臨時)27日 12月定例会2日目(一般質問)28日 12月定例会3日目(一般質問)29日 12月定例会4日目(一般質問) 3日 総務委員会4日 生活文教委員会5日 厚生委員会6日 環境建設委員会(市内視察あり)10日 広聴広報特別委員会11日 小平市第四次長期総合計画基本構想特別委員会13日 幹事長会議16日 議会運営委員会19日 12月定例会最終日 広聴広報特別委員会25日 練馬区議会議員視察来庁(コミュニティタクシーについて) 9日 議員参集訓練14日 広聴広報特別委員会12  月1  月11月4日(月)「みんなで考える みちづくり・まちづくり ~あかしあ通りグリーンロード化 について~」(環境建設委員会班)鈴木地域センター 第一、第二集会室 午前10時から 参加者6人11月4日(月)「ICTの利活用による小平の未来のかたち」(総務委員会班)花小金井北地域センター 第一、第二集会室 午後2時から 参加者12人11月5日(火)「みんなで考える『健幸こだいら』」(厚生委員会班)小川公民館 ホール 午後7時から 参加者9人11月11日(月)「住みたい・行きたい・買ってみたい ~人と店が集まる街こだいら~」(生活文教委員会班)小川町一丁目地域センター 集会室1・2 午後7時から 参加者17人 市議会では今年度2回目となる意見交換会を開催しました。今回は、9月定例会の報告を行ったのち、設定したテーマについて、市民の皆さんと意見交換を行いました。 各会場で多くのご意見をいただきました。ありがとうございました。 意見交換の内容やいただいたご意見、アンケート結果の詳細については、市議会ホームページ(https://w ww.city.kodaira.tokyo.jp/gikai/)のほか、市役所7階議会事務局でもご覧いただけます。 今後も市民の皆さんとの意見交換の機会を定期的に設けていきます。多くの方のご参加をお待ちしております。▲総務委員会班の様子

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